ARTHUR-AQUAMARINE's MEMO

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◇ 03 プラグマティズム

  • プラグマティズム成立の要因と、その基本的な特質を理解しよう。
  • ジェームズが真理や宗教についてどう捉えていたかを理解しよう。
  • デューイの道具主義とその観点からの道徳論や教育論を理解しよう。

② ジェームズの思想

ジェームズ
 パースのプラグマティズムを発展させ、真理に関する一つの理論としてプラグマティズムを体系化したのがジェームズである。
真理の有用性
(1) 真理を決定するもの
 ジェームズによれば、何らかの観念や思想・知識などが真理であるかどうかを決めるものは、それらが経験の中で私たちの行動をうまく導き、有用な(役に立つ)結果をもたらすかどうかによって決まる。
(2) 手段としての真理
 それは「真理であるから有用」であるとも「有用であるから真理」であるともいえる ※(1)。真理は、それを知ること自体が目的ではなく、行動して満足のいく結果を得るための手段である。ある観念に従い行動して有用な結果が生じれば、それは真理であり、真理だから有用な結果を生んだともいえる。したがって真理は固定した絶対的なものではなく、具体的状況の中での行動を通じ検証や修正が行われ、変化・発展していくものである。
プラグマティズムと宗教
(1) 観念の真理性
 ジェームズにとって、ある観念の真理性は、それがもたらす結果の有用性にある。そのため、たとえ事実に反していたり、事実であるかどうか確かめられない観念であっても、それが有用な結果をもたらすのであれば、その限りにおいて真理である ※(2)。ジェームズはこの立場から、宗教の価値についても論じている。
(2) 宗教の価値
 たとえば「神は存在する」という命題が事実であると証明できなくても、神を信じることが人間の精神に安らぎや希望を与え、生活をよい方向へ導くのであれば、それは「有用」であり、すなわち「真理」である。このようにしてジェームズは、客観的に証明できる事実に対するのと同じように宗教を扱った。
(3) 第三の道の提示
 もちろんジェームズは、初めから絶対的原理を立てるような合理論や抽象的な観念論には反対する。その一方で、従来の経験主義や実証主義が唯物論に傾き、伝統的な宗教の立場を否定しがちであったのに対し、科学的な世界観と宗教的価値観を両立させ、調和させる第三の道を提示しようとした。
意識の流れ
 心理学者としてのジェームズが主張した概念。人間の意識は断片的なかたまりを総合したものではなく、切れ目なしに絶えず変化し流動していくことを示す。この意識の連続的な流れから私たちの生活する世界が描き出される。観念や思想・知識もここからつくり出されたものであり、行為のための道具として、有用性を持つことで存在している。「意識の流れ」は、やがて文学技法を示す用語ともなり、ジェームズ=ジョイスらの作家がその技法を用いた傑作を残している。
ジェームズ
真理に関する理論
||
真理の有用性
・ 真理だから有用、有用だから真理
・ 事実かどうか不明でも、有用であれば真理
宗教にも適応可能
注釈
ジェームズ
- William James [1842~1910]
 アメリカの哲学者・心理学者。宗教思想家を父としてニューヨーク市に生まれる。弟は高名な小説家となったヘンリー=ジェームズ。少年時代、父親の教育方針で一家は一時ヨーロッパに移り各地を転々とする。帰国してハーバード大学で化学・解剖学・生理学を学び、さらに医学を専攻して学位をとった。1873年よりハーバード大学で解剖学・生理学・心理学を教え、アメリカ初の心理学の実験所を設立。1885年に哲学教授となる。パースらがつくった「形而上学クラブ」の主要メンバーであり、パースの思想の強い影響を受けた。1907年、講義をまとめた著作『プラグマティズム』を出版、プラグマティズムの一般への普及や定着に大きな貢献をした。主著はこの他『心理学原理』『宗教的経験の諸相』など。
(1) 真理と有用性
たとえば時計は、時計だから時刻を知り時間を計るのに役立つとも、そうしたことに役立つ機械だから時計であるともいえる。実際にその時計を使って役に立てば、その仕組みを知らなくても支障はなく、「それは正常に動く時計である」という真理が確かめられる。しかし状況により時計が狂ったり壊れたりすることもあり、その真理がいつでも当て嵌まるわけではない。
(2) 事実でなくても有用であれば真理
逆に「事実であっても真理ではない」ということがあるとジェームズはいう。たとえば、「今日は何月何日ですか?」と尋ねられて「ここは日本です」と答えた場合である。たとえそれが事実であっても、この状況では的はずれで役に立たない答えなので、「真理」とはいえない。
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