ARTHUR-AQUAMARINE's MEMO

メモ整理中。リンク貼り換え終了。読みかえし3章2まで中。


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◇ 02 生命と倫理

  • 生命倫理をめぐる現状を理解し、考えるべき課題を明らかにしよう。
  • 尊厳死と安楽死の違い、また心臓死と脳死の違いを把握しよう。
  • 近年注目される再生医療に触れてみよう。

② 生殖医療

現状
 生殖医療は、技術的には、人工授精・体外受精・代理母出産が可能となっている。
課題
 技術が進歩したために、かつてナチス・ドイツが行った優生学的な施策 ※(1)を各個人が行うことができる現状をどう捉えるのかが課題である。
(1) 人工授精・体外受精
 日本では、不妊治療として、公的には法律上の夫婦の間でだけ人工授精(精子を子宮内に注入する)や体外受精(体外で受精させた後、その受精卵を子宮に移植する)が行われているが、法律があるわけでなく、産婦人科学会等の自主規制という形をとっている。アメリカでは、親の望む身体的特徴や才能を組み込んだデザイナー・ベビーと呼ばれる子供が誕生し、ノーベル賞受賞者・高学歴者・IQが高い者などの精子がインターネットなどで売買され、その是非が議論されている。
(2) 出生前・着床前診断
 受精卵の段階での出生前診断・着床前診断は、日本では重い遺伝病のある場合に限って認められている。このような動きに対し、優生思想を個人レベルで復活させ、新たな差別を引き起こす ※(2)という批判もある。
(3) 代理母出産
 アメリカなどでは、受精卵を第三者の代理母の体内に移して出産する代理母出産が認められている。日本では、代理母出産は原則禁止されており、外国で代理母出産を行った場合は、民法上、遺伝上の女性を母とするのではなく、代理母(分娩者)を法律上の母としている ※(3)
《 顕微授精(ヒト) 》
※ 体外に取り出した卵子に
  極細のガラス針で人為的に精子1匹を穿刺注入する方法
注釈
(1) 優生学的な施策
国家の介入による産児制限・遺伝子検診・人種隔離・絶滅政策などで、子孫を残すのに相応しくない者が子孫を残すことを防ごうとした。ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺も、この優生思想に基づくものであった。
(2) 新たな差別
子どもの遺伝的な異常が判明した場合の中絶を認めることは、障害者を差別する思想につながるという批判がある。一方で、中絶を認めないことは、国際・人口開発会議(1994年 カイロ)で宣言された「妊娠中絶・受胎調整など性と生殖に関する女性の自己決定権(リプロダクティブ・ライツ/ヘルス)」を侵害するという声もある。
(3) 日本=分娩者が法律上の母
アメリカに渡り代理母出産で得た子を、養子ではなく実子として認めることを求める裁判が起こされたが、最高裁はこれを却下した(2007年)。
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