ARTHUR-AQUAMARINE's MEMO

メモ整理中。リンク貼り換え終了。読みかえし3章2まで中。


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◇ 06 古代インドの思想

  • バラモン教の輪廻、梵我一如による解脱を理解しよう。
  • 仏教の真理の縁起と四法印、四諦の意味を考えよう。
  • 上座部系仏教の阿羅漢と大乗仏教の菩薩を対比・理解しよう。

③ 仏教 (2) - 仏教の発展

教団の形成
(1) サンガ
 ブッダの死後、弟子たちは各地でサンガ教団)と呼ばれる出家者の集団を形成した。信者たちはそこで呪術や儀式ではなく、ブッダの教えを守る生活と修行に励んだ。
(2) 在家・五戒
 仏教は出家せずとも在家のまま ※(1)仏教の真理に生きる道を開き、仏(ブッダ)・法(真理 ダルマ)・僧(修行者)の三宝に帰依し、生活の戒めである五戒 ※(2)を心がけることで修行の道を歩むことができると説いた。
部派仏教
 ブッダの死後、さまざまな異説があらわれたため、弟子たちは仏教の教義を整理し、経典を編集する結集 ※(3)を行った。その過程で、サンガはいくつかの部派に分かれ、保守的な上座部と革新的な大衆部に分裂した。この分裂はさらに進み、20を超える多くの部派仏教 ※(4)が成立した。
上座部系仏教
 上座部系仏教は、ブッダの定めた戒律を厳格に守り、出家を通じた修行を重視し、自力による悟りをめざす仏教である。のちにセイロン(スリランカ)、ビルマ(ミャンマー)、タイ、カンボジアなど東南アジアへと広がり、南伝仏教とよばれる。世俗を離れた厳しい修行を通じて、最高の悟りを得た聖人(阿羅漢)となることが理想とされた。
大乗仏教
 紀元前後、大衆部をもとに大乗仏教が成立した。
(1) 大乗と小乗
 大乗仏教の「大乗」とは、大きな乗り物の意味で、そこにすべての生き物を乗せて救うこと(利他)を意図する言葉である。これに対して小さな乗り物を意味する「小乗」は、自己の救いのみに専念すること(自利)を指し、大乗仏教の側から上座部系仏教を非難した言葉である。つまり、大乗仏教は自己のみではなく他者の救済をめざす仏教である。
(2) 菩薩(ぼさつ)
 大乗仏教では、慈悲の実践を通して他者を救うことを重んじた。そのため、この世の生きとし生けるものすべてに慈悲を施して救済する ※(5)修行者が求められた。このような自利と利他に励む修行者を菩薩という。菩薩は6つの徳の実践(六波羅蜜(ろくはらみつ))を通じて、自己の悟りと他者の救済をめざした。
(3) 中観派と唯識説
 ブッダ入滅後、さまざまな大乗仏教の経典があらわれる中、大乗仏教は大きく2つの学派に分かれていった。
【1】中観派 ……
大乗仏教の主流学派。3世紀頃、インドの学問僧ナーガールジュナ竜樹 ※(6)は、すべての物事は実体のないものだとするの思想を説いた。この考え方は、固定的な本性(自性)がないということから、無自性ともよばれる。大乗仏教の中心経典である「般若経 ※(7)は、空の思想を基に説かれたものである。
【2】唯識説 ……
根源的な唯一の実在は心(識)であり、すべてのものは主観である意識の産物にすぎないとする思想。4世紀の頃、アサンガ無着)とヴァスバンドゥ世親)の兄弟 ※(8)によって確立された。
 すべてのものは因縁からなっていて、物それ自体の本性は実在性がないから、有にあらずといい、また因縁から成っているので無でもないから、無にあらずというのである。……すべてのものは、来ることもなく、去ることもなく、生ずることもなく、滅することもなく、したがって得ることもなければ、失うこともない。……ちょうど、光と陰、長さと短さ、白と黒のようなもので、物自体の本質が、ただひとりであり得るものではない。
仏教伝道協会 『仏教聖典』
(4) 北伝仏教
 大乗仏教は中国、朝鮮に伝わり、さらに日本に伝来した。そのため日本仏教は中国と朝鮮の仏教の影響を強く受けている。また、大乗仏教はチベットにも伝わり、チベット仏教を形成した。このようにアジア北方に広まったことから、大乗仏教は北伝仏教ともいわれる。
《 古代インドの社会 》
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托鉢する僧侶
 托鉢とは、仏教やジャイナ教を含む古代インド宗教の出家者の修行形態のひとつ。信者の家々を巡り、生活に必要な最低限の食料などを乞い、信者に功徳を積ませる修行。
仏教の伝来
 仏教の経典(仏典)は、西域亀茲(くちゃ)鳩摩羅什(くまらじゅう)(344~413)や唐代の玄奘(602~664)の翻訳を通して中国にもたらされ、漢語訳の仏典を通して日本にもたらされた。日本仏教の発展に影響を与えたのは主に「般若経」「維摩経(ゆいまきょう)「法華経(ほけきょう)などの大乗仏教といわれる。禅宗の開祖達磨(だるま)ボーディダルマ ?~530頃)のように、文字によらず以心伝心によってブッダの教えを体得しようとする禅の思想を広める者もいた。
部派仏教
保守派の上座部と革新派の大衆部 → 部派仏教に発展
上座部系仏教
  • 理想像は阿羅漢
  • 南伝仏教 → 東南アジアへ
大乗仏教
  • 大乗自利利他) ⇔ 小乗(自利のみ)
  • 理想像は菩薩 ← 六波羅蜜の実践
  • 北伝仏教 → 中国、朝鮮、日本へ
中観派 …… ナーガールジュナによるの思想
唯識論 …… アサンガヴァスバンドゥ
注釈
(1) 出家と在家
出家は俗世間を離れて修行すること。在家は世俗の職業に従事しながら修行すること。
(2) 五戒
在家の信者が守るべき戒め。不殺生(生き物の命を奪わない)、不偸盗(ふちゅうとう:盗みをしない)、不邪淫(愛欲に溺れない)、不妄語(嘘をつかない)、不飲酒(ふおんじゅ :酒を飲まない)。
(3) 結集(けつじゅう)
結集によって、ブッダの説教(経蔵)、ブッダの定めた戒律(律蔵)、ブッダの説教についての論議や注解を収録したもの(論蔵)が成立した。これら3つを三蔵という。
(4) 部派仏教
部派仏教は、法(ダルマ)の研究に力を注ぎ、教理を体系化するアビダルマ仏教の特色をもつ。
(5) 慈悲を施して救済する
この考え方が、「生きとし生けるものは仏性(ブッダになる素質)を持つ」という一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)の思想に発展した。
《 六波羅蜜 》
布施:(ふせ)与えること
持戒:(じかい)戒律を守ること
忍辱:(にんにく)耐え忍ぶこと
精進:(しょうじん)修行に励むこと
禅定:(ぜんじょう)心を静めること
般若:(はんにゃ)悟りの知恵
(6) ナーガールジュナ
竜樹 150頃~250頃)
中観派の祖。ブッダの縁起説を集めて『中論』を著した。
(7) 般若経
「般若経」の教えの要点を簡潔にまとめたものが「般若心経」である。色即是空(この世にある一切の物質的なものは空である)などが説かれている。
(8) アサンガとヴァスバンドゥ
兄:アサンガ(310?~390頃)
弟:ヴァスバンドゥ(320頃~400頃)
ともに小乗仏教から大乗仏教に転じて、唯識思想を説いた。ヴァスバンドゥが著した『唯識二十論』や『倶舎論(くしゃろん)』は、中国や日本にも流布した。
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